症例報告

微弱電流療法は肉離れの治療にも有効です

坂爪慶

こんにちは、一般社団法人微弱電流療法研究会理事の坂爪です。

治療院を経営していると、日々の臨床において少なからず外傷に遭遇する機会があるかと思います。

しかし、外傷の対応に苦手意識をお持ちの先生もおられると思います。

そんな時に微弱電流治療器が非常に有効です。

今回は微弱電流治療機器NEUBOXが有効だった、そんな外傷症例をご紹介いたします。

内転筋の肉離れにも即時効果を発揮

症例は大腿部内転筋の筋の筋損傷、肉離れです。

患者様はバレーボールをされている60代女性。

ずっとメンテナンスで通院されている方です。

ある日お電話をいただき

患者様

「昨日バレーボールで股関節を捻った時に内ももに痛みを感じた」


「みるみる腫れて硬くなった」


「どうしたらいいでしょうか?」

というお問い合わせをいただきました。

坂爪

「多分肉離れをしていると思います」


「包帯などお持ちなら巻いて絞めておいてください」


「後日内出血が出るかもしれないですよ」

とお伝えして次回予約まで少し時間があったので、3日後にご予約いただきました。

3日後、足を引きずって来院され

患者様

「バンテージで絞めていたら膨らみは消えました」

「昨日から内出血が出てきました」

とお話しされます。

検査をすると右内転筋肉離れでした。

ニューボックスの金属パッドで患部を10分通電、血腫周囲をローラーで3分コロコロ。

歩行時の痛みは軽快してご帰宅いただきました。

5日後の再診時、血腫も消退して日常の痛みは無くなっていました。

バレーボールに復帰するまではその後2週間ほどかかりましたが、かなり早期に復帰できた症例でした。

治癒促進と腫れへの効果はニューボックスの得意とするところです。

事実、筋損傷の治癒促進に関して論文が発表されています。

ラットの骨格筋損傷モデルにおける研究(2018年)
ラットの前脛骨筋に偏心性収縮(ECC)による筋損傷を誘導した後、微弱電流療法(25 μA、0.3 Hz)を20分間施行し、回復期間中に計4回適用しました。その結果、非治療群と比較して、治療群では筋力出力(20 Hzおよび100 Hzでの強縮力)が部分的または完全に回復し、筋小胞体(SR)のカルシウム放出機能やミオシンATPase活性の低下が抑制されました。ただし、カルパイン活性の増加は抑制されませんでした。この研究は、微弱電流療法が筋機能の回復に有益な効果をもたらすことを示唆しています。

https://www.scirp.org/journal/paperinformation?paperid=83031

外傷治療に有用な微弱電流療法

微弱電流を使用すれば自費治療でも自信を持って怪我の対応ができるようになります。

このようなニューボックスの有効な使用方法、さらには整体法を学べるのが治療体験会です。

これまでは東京、大阪だけでなく兵庫、福岡、名古屋で開催をしてまいりました。

全国で定期的に体験会を開催しております。

詳しくは以下のリンクより開催予定をご確認ください。

治療体験会情報はこちら

会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております。

もし、微弱電流医療機器NEUBOXや、微弱電流療法に興味のある先生はこちらからご連絡をお願いいたします

お問い合わせはこちら

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

(監修 一般社団法人微弱電流療法研究会理事 柔道整復師 坂爪 慶)

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