足関節の骨折後の腫れや痛みに対して、微弱電流医療機器(NEUBOX)を活用した症例

「足の痛みが嘘みたいにラクになった」
整形外科で足関節の骨折の診断を受けた、患者さんから喜びの声を頂戴しました。
足関節の骨折の腫れや痛みに対して、微弱電流医療機器(NEUBOX)が効果的だった症例

こんにちは、社)微弱電流両方研究会理事の作尾大介です。
このブログでは当協会でも活用しています微弱電流医療機器NEUBOXを活用して、効果のあった症例を紹介しています。
この度の症例は、右足首の捻挫で剥離骨折をされた患者さん(以下Mさん)の症例です。
Mさんは自転車で転倒し、右足首を捻挫
「痛いから3日たって病院に行ったら折れてたわ」
とのことで、松葉杖をついて私の整骨院に来院なさいました。
当院に来院した日は、足首を捻挫してから2週間が経過していました。レントゲン画像は確認できていないのですが、腓骨遠位端部骨折とのこと。

取り外し可能なギブス固定で4日か経つものの、痛みやむくみが取れず、歩くと骨折部が痛く、夜は疼くとのことでした。
包帯をとってみると、外果周辺に熱感と腫れがある状態でした。
そこで患部に
1 NEUBOXのローラーで通電(およそ2分)
2 患部にパッドで通電(スタンダード、10分)
を行いました。
すると、明らかに患部の腫れと熱感が軽減。
患者さんからは「痛みがずいぶんマシになった」と、喜びの声をいただけたのです。
捻挫や骨折の後療にも微弱電流医療機器(NEUBOX)は高い施術効果を発揮する
初回の通電後に患者さんは週に2回当院に通院していただき、順調に回復しました。

微弱電流は仮骨の形成を促進する効果、腱や骨格筋の治癒促進の効果が報告されています。
の論文の一部を引用させていただくと
従来の微弱電流刺激は、損傷部位に生じた損傷電流を増幅することにより、組織の修復に必要な物質や細胞の集積を促すことで、創傷治癒を促進するといった目的で使用されてきた。
その他にも組織でのアデノシン三リン酸(ATP)産生能の亢進、抗酸化作用等が報告されており、これらが創傷治癒や疼痛軽減に働くとされていた。
「交流微弱電流が足関節骨折後に与える影響」https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2011/0/2011_Fa0180/_article/-char/ja/
それだけでなく、鎮痛及び組織の修復促進の効果やメカニズムなども少しづつ明らかになってきています。
ですが、ブラックボックスの部分も多く、これから症例を集めていく必要があると考えています。
※この度の通電方法を含めまして、社)微弱電流療法研究会の会員用のグループでは通電方法を動画にて公開しております。
整骨院で実際に遭遇する症例にも汎用性が高い微弱電流医療機器の通電方法

一般社団法人微弱電流療法研究会では、微弱電流医療機器を活用し沢山の症例を集積し、会員の先生に共有しています。
微弱電流療法は、整体や鍼灸治療と衝突することなく、わずか数分で可動域や筋出力が変わる効果を引き出すことも可能です。
NEUBOXを整骨院に1台導入することで、外傷やスポーツ障害にはもちろん、新人スタッフもベテランの治療家と同じレベルで、患者さんのお悩みを解消できる事例もあります。
これからも社)微弱電流療法研究会は、微弱電流の情報や症例を発信してまいります。
もし、社)微弱電流療法研究会の活動に興味のある先生は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
※参加資格は医療系の国家資格を持つ方限定になります。
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

(監修:社)微弱電流療法研究会理事 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)